制作物の責任を放棄しない |
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WEBの場合、制作物が何の規制もないまま公開できてしまいます。 WEB制作者が何よりやってはいけないことは、制作物に対する責任 を放棄して、情報公害を撒き散らしてしまうことです。 作者に悪意があってもなくても、結果として誰かを傷つけたり、 被害を与えたり、不愉快にさせてしまうことがあります。万が一、 自分の制作物によりこのような事態が起きてしまったら、公開を 中止する、表現を変える、誤解を解くための説明をする、謝罪する など、誠意をもって迅速に対処しなくてはなりません。 |
批判している場合じゃない |
数多くあるホームページの中には、良くないものやダメなものが あります。こうした良くないホームページに出会ったときには、 どんな態度をとるべきでしょうか?見て見ぬふりをする、自分の ホームページの方がマシだなと安心する、2ちゃんねるにさらす、 ダメホームページを紹介するホームページを制作する etc...。 どのような態度が正解ということもありませんが、制作者の視点で ホームページを見る場合には、単に批判をしているだけではなくて、 もう一歩踏み込みたいものです。そのホームページは何故良くない のか、どこに問題があるのか、自分ならその問題をどうやって解決 するか...。 一見ダメそうなモノの中にも、何かしら良いモノに発展する可能性 が含まれていることが少なくありません。制作者ならば、そうした 部分を注意深く観察して、自身の作品に取り入れていく貪欲さや、 したたかさを身につけたいものです。 |
落ち込んでいる場合じゃない |
一方、自分がつくったホームページが批判されるのは、あまり気持ち の良いものではありません。ホームページを批判された人が怒って いるのを見て、「みっともないなー」と思ったことのある方も、 自分の番になったら、きっとその人の気持ちが分かるのではないか と思います。 しかし、批判されたことで、落ち込んでホームページを閉鎖してし まったり、批判に耳をふさいではしまうことは、制作者としては 非常に損です。批判には、単なるアオリや嫌がらせの類いから、 それ相応の理由のあるものまであります。批判を受けると、うろた えてしまって、これらを混同してしまいがちですが、心を強くもっ て冷静に受け止めることが大切です。 もしかしたら、あなたのホームページを批判した人は、誤りを指摘 してくれたり、率直な意見を述べてくれている親切な人なのかもし れません。また、仮に単なるアオリや嫌がらせであっても、それが ホームページを改善するきっかけになるのなら、アオリや嫌がらせ をもらうのも、決して悪いことばかりではないと私は思います。 |