<samp>タグは、コンピューターからの出力サンプルを表す際に使用します。
例えば、“このプログラムでこういう操作をするとこんな出力結果になります” と示す場合などにsamp要素を使用します。
samp要素とoutput要素を比較してみると、より理解が深まるでしょう。 samp要素がこんな結果になりますという出力サンプルを示すのに対して、 output要素はいま出力された内容そのものを示します。
samp要素と併用されることの多い pre要素、 kbd要素、 output要素 のページも参考にしてください。
以下のサンプルは、samp要素を文中にインラインで配置した使用例です。
<p>
コンピューターは、
<samp>このファイルを完全に削除しますか?</samp>と聞いています。
どうしたら良いですか?
</p>
コンピューターは、 このファイルを完全に削除しますか?と聞いています。 どうしたら良いですか?
以下のサンプルは、コマンドラインの出力サンプルを示しています。 kbd要素はユーザー入力を表します。 span要素はスタイリングのためのフックとして追加されています。
<pre><samp>
<span class="prompt">C:\Users\ichiro></span> <kbd>cd ../</kbd>
<span class="prompt">C:\Users></span> <span class="cursor">_</span>
</samp></pre>
C:\Users\ichiro> cd ../ C:\Users> _
以下のサンプルでは、コードとそのコードを入力した場合の出力サンプルを、 code要素とsamp要素でマークアップしています。
<pre>
<code class="language-javascript">console.log(2.3 + 2.4)</code>
<samp>4.699999999999999</samp>
</pre>
console.log(2.3 + 2.4)
4.699999999999999