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★HTML Living Standard リファレンス

<ruby> …… ルビ注釈を表す
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<ruby>タグは、ルビ注釈を表す際に使用します。

ルビ注釈とは、ベーステキストに添えて表示される短いテキストのことです。 日本語の場合には、フリガナを振る際にも使用されます。

ruby要素とrt要素は、さまざまな種類の注釈に使用できます。 ベーステキストの内容に注釈を添えたり、その部分の発音を示したり、漢字にフリガナを振ったりできます。

ruby​​要素のスタイル制御

現時点2023年4月時点ではまだ、HTMLのruby​​要素のスタイルを CSSで完全に制御する方法は提供されていません。 やがてCSSが拡張されて、仕様通りのスタイルに指定できる方法がサポートされることが期待されます。

■使用例

以下のサンプルは、漢字1文字ごとにそれぞれruby要素にしたものと、 漢字2文字をまとめて1つのruby要素にしたものです。 どちらも正しい書き方です。

HTMLソース

<p>
<ruby>君<rt>くん</rt></ruby><ruby>子<rt>し</rt></ruby>は
<ruby>和<rt>わ</rt></ruby>して<ruby>同<rt>どう</rt></ruby>ぜず。
</p>

<p>
<ruby>君<rt>くん</rt>子<rt>し</rt></ruby>は
<ruby>和<rt>わ</rt></ruby>して<ruby>同<rt>どう</rt></ruby>ぜず。
</p>
↓↓↓

ブラウザ上の表示

くんしてどうぜず。

くんしてどうぜず。

■使用例

以下のサンプルは、熟語単位で1つのruby要素に指定して、漢字のふりがなを振っています。

HTMLソース

<ruby>鬼<rt>き</rt>門<rt>もん</rt></ruby><ruby>方<rt>ほう</rt>角<rt>がく</rt></ruby><ruby>凝<rt>ぎょう</rt>視<rt>し</rt></ruby>する
↓↓↓

ブラウザ上の表示

もんほうがくぎょうする

■使用例

以下のサンプルは、漢字の単語に対応するカタカナが注釈として与えられています。

HTMLソース

<ruby>境界面<rt>インターフェース</ruby>
↓↓↓

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境界面インターフェース

■使用例

以下のサンプルは、漢字の単語に対応する英訳が注釈として与えられています。

HTMLソース

<ruby lang="ja">編集者<rt lang="en">editor</ruby>
↓↓↓

ブラウザ上の表示

編集者editor

■使用例

以下のサンプルは、漢字で書いた花の読み方を指定しています。 どの字がどの発音ということではなく、「紫陽花」の3字で「あじさい」と読みます。

HTMLソース

<ruby>紫陽花<rt>あじさい</ruby>
↓↓↓

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紫陽花あじさい

■使用例

以下のサンプルは、1つのベーステキストに2つのルビ注釈を指定しています。

HTMLソース

<ruby>鬱金香<rt>うっこんこう<rt>チューリップ</ruby>
↓↓↓

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鬱金香うっこんこうチューリップ

■使用例

以下のサンプルは、2つのルビ注釈でシンボルマークの英語とフランス語の名前を与えています。

HTMLソース

<ruby>
 ♥ <rt> Heart <rt lang=fr> Cœur </rt>
 ☘ <rt> Shamrock <rt lang=fr> Trèfle </rt>
 ✶ <rt> Star <rt lang=fr> Étoile </rt>
</ruby>
↓↓↓

ブラウザ上の表示

Heart Cœur Shamrock Trèfle Star Étoile

■使用例

以下のサンプルでは、ruby​​要素を入れ子にして、読み方と意味の両方がルビ注釈で示されています。 内側のruby要素は、読み方をルビ注釈として与えています。 外側のruby要素は、意味をルビ注釈として与えています。

HTMLソース

<ruby>
 <ruby>東<rt>とう</rt>南<rt>なん</rt></ruby>
 <rt>たつみ</rt>
</ruby>の方角
↓↓↓

ブラウザ上の表示

とうなん たつみ の方角

■使用例

以下のサンプルは上記サンプルと同じような使用例ですが、意味を英語で与えています。

HTMLソース

<ruby>
 <ruby>東<rt>とう</rt>南<rt>なん</rt></ruby>
 <rt lang=en>Southeast</rt>
</ruby>の方角
↓↓↓

ブラウザ上の表示

とうなん Southeast の方角

■使用例

以下のサンプルでは、ruby​​要素を入れ子にして、言語の簡単な説明と、"HT"、"M"、"L"の正式名称がルビ注釈で示されています。

HTMLソース

<ruby>
 <ruby>HT<rt>Hypertext</rt>M<rt>Markup</rt>L<rt>Language</rt></ruby>
 <rt>ドキュメントとアプリケーションを記述するための抽象言語
</ruby>
↓↓↓

ブラウザ上の表示

HTHypertextMMarkupLLanguage ドキュメントとアプリケーションを記述するための抽象言語

■関連項目

  • <ruby> …… ルビ注釈を表す
  • <rt> …… ルビ注釈のルビテキスト部分を表す
  • <rp> …… ルビテキスト部分を囲う括弧などを表す
  • <dfn> …… 定義された用語を表す
  • <abbr> …… 略語や頭字語を表す
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