<rp>タグは、ルビテキスト部分を囲う括弧などを表す際に使用します。
rp要素の直後にrt要素かrp要素が続く場合は、rp要素の終了タグを省略できます。 また、rp要素の親要素にそれ以上のコンテンツがない場合は、rp要素の終了タグを省略できます。
以下のサンプルは、熟語単位で1つのruby要素に指定して、漢字のふりがなを振っています。 ふりがなのテキスト部分をrt要素、ふりがなを囲う括弧をrp要素で指定しています。
<ruby>漢<rp>(</rp><rt>かん</rt><rp>)</rp>字<rp>(</rp><rt>じ</rt><rp>)</rp></ruby>
rp要素で指定した内容は、ルビをサポートしているブラウザでは表示されません。 ブラウザがルビをサポートしていない場合に表示されます。
上記サンプルは、ルビをサポートしないブラウザでは以下のように表示されるでしょう。
以下のサンプルは、2つのルビ注釈でシンボルマークの英語とフランス語の名前を与えています。 複数のルビ注釈がある場合、ルビ注釈の間にもrp要素を配置できます。
<ruby>
♥<rp>: </rp><rt>Heart</rt><rp>, </rp><rt lang=fr>Cœur</rt><rp>.</rp>
☘<rp>: </rp><rt>Shamrock</rt><rp>, </rp><rt lang=fr>Trèfle</rt><rp>.</rp>
✶<rp>: </rp><rt>Star</rt><rp>, </rp><rt lang=fr>Étoile</rt><rp>.</rp>
</ruby>
上記サンプルは、ルビをサポートしないブラウザでは以下のように表示されるでしょう。