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★HTML Living Standard リファレンス

<q> …… 別の情報源から引用されたコンテンツを表す
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<q>タグは、別の情報源から引用されたコンテンツを表す際に使用します。

q要素の直前や直後には、引用符や括弧などを付けないほうがよいでしょう。 引用符や括弧などは、レンダリングの際にユーザーエージェントによって挿入されます。

引用元となる情報源のアドレスが存在する場合には、cite属性で指定できます。 cite属性の値には、有効なURLを指定します。

q要素を不適切に使用しない

引用ではない内容に引用符を付けるためにq要素を使用してはなりません。

例えば、「これは皮肉な意味ですよ…」というニュアンスを出すために、その部分をq要素でマークアップするのは不適切です。 他にも、引用符や括弧を付けることを目的にq要素を使用するのは不適切です。

引用を表す際にq要素を使うかどうかは、あくまでもオプションです。 q要素を使用せずに、引用符や句読点などで引用を表しても問題ありません。

■属性

cite属性
引用元へのリンク、または、編集に関する詳細情報を指定します。 引用元へのリンクアドレスがある場合、そのURLを指定します。
※cite属性で指定するURLは、読者向けではありません。 例えば、引用に関する統計データをスクリプトで収集する目的などに利用されることが想定されています。

■使用例

以下のサンプルは、q要素を使用したシンプルな使用例です。

HTMLソース

<p>
 彼は<q>不可能とは時間がかかるだけのことで、すべては可能なのだ</q>と言いました。
</p>
↓↓↓

ブラウザ上の表示

彼は不可能とは時間がかかるだけのことで、すべては可能なのだと言いました。

■使用例

以下のサンプルは、q要素が入れ子になっており、引用のなかに引用が含まれています。

HTMLソース

<p>
 その本には
 <q>彼は<q>不可能とは時間がかかるだけのことで、すべては可能なのだ</q>と言いました。</q>
 と書いてありました。
</p>
↓↓↓

ブラウザ上の表示

その本には 彼は不可能とは時間がかかるだけのことで、すべては可能なのだと言いました。 と書いてありました。

■使用例

以下のサンプルは、q要素の代わりに引用符が使用されています。 q要素を使用せずに、引用符や句読点などで引用を表しても問題ありません。

HTMLソース

<p>
彼の主張は一貫して「私は同意しない」であり、私はこれはばかげていると思いました.
</p>
↓↓↓

ブラウザ上の表示

彼の主張は一貫して「私は同意しない」であり、私はこれはばかげていると思いました.

■使用例

以下のサンプルでは、cite要素で引用元タイトルを示し、 q要素で引用コンテンツを示しています。

HTMLソース

<p>
 W3Cの<cite>About W3C</cite>のページでは、W3Cの使命は
 <q cite="https://www.w3.org/Consortium/">
 ウェブの長期的な成長を保証するプロトコルとガイドラインを整備して
 World Wide Web の可能性を最大限に引き出す
 </q>
 ことにあると述べています。
</p>
↓↓↓

ブラウザ上の表示

W3CのAbout W3Cのページでは、W3Cの使命は ウェブの長期的な成長を保証するプロトコルとガイドラインを整備して World Wide Web の可能性を最大限に引き出す ことにあると述べています。

■使用例

以下のサンプルには、引用コンテンツは含まれていないのでq要素を使用していません。 一部の言葉を明確にするために「」を使用していますが、このような「」を付けることを目的にq要素を使用するのは不適切です。

HTMLソース

<p>
それにしても「おだやかに過ごす」のはむつかしいものだ。
</p>
↓↓↓

ブラウザ上の表示

それにしても「おだやかに過ごす」のはむつかしいものだ。

■関連項目

  • <blockquote> …… 引用コンテンツであることを表す
  • <q> …… 別の情報源から引用されたコンテンツを表す
  • <cite> …… 作品のタイトルを表す
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