<output>タグは、実行結果の出力を表す際に使用します。
output要素は、アプリケーションによって実行された計算の結果、または、ユーザーのアクションの結果を表します。
output要素とsamp要素の違いですが、 output要素が実行された計算などの出力を表すのに対して、 samp要素は以前に実行された実行結果を引用するのに適した要素です。
for属性を指定すると、計算元となった要素を明示的に示すことができます。 複数の計算元を示す場合には、for属性の値をスペース区切りで指定します。
form属性を指定すると、output要素と関連しているform要素を明示的に示すことができます。 尚、output要素はフォームに関連付けられていますが、output要素の値自体はフォーム送信時に送信されません。
以下のサンプルは、2つの数値を加算するシンプルなスクリプトです。 output要素を使用して計算結果を表しています。 output要素のfor属性の値には、計算元となる2つの要素のid名をスペース区切りで指定しています。
<form onsubmit="return false" oninput="o.value = a.valueAsNumber + b.valueAsNumber">
<input id=a type=number step=any> +
<input id=b type=number step=any> =
<output id=o for="a b"></output>
</form>
以下のサンプルは、 他サーバーで実行された計算結果を受信したときに、 output要素として出力するよう指定しています。
<output id="result"></output>
<script>
var primeSource = new WebSocket('ws://primes.example.net/');
primeSource.onmessage = function (event) {
document.getElementById('result').value = event.data;
}
</script>