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★WEBの現場から

「集金手段の現実解」

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コンテンツ課金への試み

WEBサイト制作者・管理者の皆さんに質問があります。 「今までにコンテンツ課金を試みたことがありますか?試みたことのある場合には、その結果はいかがでしたか?」

実は、私はビジネスイラストのダウンロード販売というカタチでコンテンツ課金を試みています。 そして、その結果はと言いますと、制作にかけた労力を思えば、”全く”割に合わない売上(収入)しか得られていません。

正直に言って、有料で販売するよりも無料で配布した方が、アクセス数が増えたり、多くの人に感謝されたりと、 はるかにメリットが大きいだろうと考えています。

しかし、それでも有料にこだわるのは、インターネットにおけるコンテンツ課金の可能性を模索したいからです。 私は経験的にコンテンツ課金の大変さ・困難さを痛感していますが、同時に「可能性はゼロではない」とも感じています。

※現在は無料で配布しています。

広告収入とコンテンツ課金

「お金が欲しいなら広告を貼れば良いのでは?」と思われる方がおられるかもしれません。 しかし私は、できることなら、コンテンツそのものでサイト運営を経済的に自立させるのが理想だと思います。

広告費は広告を掲載する場所に対して支払われる対価であり、コンテンツそのものに対して支払われるものではありません。 広告収入の追求とコンテンツのクオリティの追求は必ずしも一致しない場合が多く、広告収入の増大に対して、 過度にコンテンツを最適化しようとすると、ゆがんだコンテンツになりがちだからです。

誤解のないように述べておきますが、私は決して広告収入を否定しているわけではありません。 私自身広告収入によって、サイト運営費用を捻出しておりますし、広告収入は積極的に活用すべきだと考えています。

ただ、やはり“良質コンテンツを制作した人が、そのコンテンツの価値に応じて評価される”のが良い と考えているので、可能ならば“コンテンツそのものの価値でお金を稼ぐ状態”を目指したいと思っています。

集金手段の現実解

インターネット上でのコンテンツ課金を考える際に必要となるのが、具体的な集金手段です。 現実問題として、実際にコンテンツ課金を実行したいと思った場合には、どのような集金手段があるのでしょうか? 以下に現時点でコンテンツ課金手段として現実的と思われるものを二つ挙げてみたいと思います。

【集金手段の現実解その1.集金サービスの利用】

企業によって提供される小額集金サービスを利用する方法です。企業側はコンテンツの売上に対して一定の割合の集金代行手数料を徴収します。

まだ、各社ともに最適のサービス内容を模索している過渡期なのか、サービス内容がよく変更されます。 もし、こうした集金代行サービスの利用を検討される場合には、各社の最新のサービス内容を調べて、 良く比較検討してから決めるのが良いでしょう。

WebMoney
http://www.webmoney.jp/

BitCash
http://www.bitcash.co.jp/

@pay
http://www.nifty.com/pay/

※余談ですが、私は現在ニフティの「@pay」を利用していますが、 それ以前は三菱商事系の会社が提供していた「Wisp」という小額集金サービスを利用していました。 しかし、「Wisp」は2002年8月31日でサービスを終了してしまいました。サービス終了時に届いたメールを少し引用しますと、

8月末にて弊社Wisp決済サービスを終了させていただくことになりました。 昨年よりこのサービスを運用してまいりましたが、当初の予想に反して売上が伸びず、 今般株主サイドよりこのような経営判断がなされました。

とのことでした。 「やっぱり、インターネット上のコンテンツ課金は難しいのかなぁ」 と改めて感じましたが、同時に 「ここであきらめたら面白くないよなぁ」 と思い、今は@payを利用しています。

【集金手段の現実解その2.投げ銭システムの導入】

投げ銭システムとは、WEBサイト制作者をインターネット上の大道芸人に例えて、 良い芸を披露している人にはインターネットを通じて投げ銭のようにお金を送る、というシステムのことです。 このシステムを日本で最初に提唱したのは、おそらく「投げ銭システム推進準備委員会」さんではないかと思いますが、 最近では実際に投げ銭システムを導入しているWEBサイトも増えてきているようです。

投げ銭システム推進準備委員会
http://www.nagesen.gr.jp/

投げ銭システムをWEBサイトに導入するためには、個人間の小額かつ気軽なお金のやりとりを実現する仕組みが必要となります。 自分の個人名が表示されないように工夫して、WEBサイト上に銀行口座を公開するというやり方をしているサイトもありますが、 企業の中にも投げ銭システムに賛同する動きがあり、投げ銭の手助けをするサービスが提供され始めています。 WEBサイトの内容次第では、こうした企業のサービスを利用するという方法もあります。

ネットマイル
http://www.netmile.co.jp/plain&tp=user/net_game/TPItem_06.html

ViVa! ボランティアネット > 投げ銭
http://viva.cplaza.ne.jp/index.html

インターネット上のコンテンツ課金の仕組みの構築は、まだまだ過渡期にあります。 現時点では一部のWEBサイト上で半ば実験的に行われており、最適な手段を模索している段階というのが正しい認識でしょう。

今後上記以外の画期的な方法が登場するかもしれませんし、 「やっぱりインターネット上の集金は無理。」という結論になるのかもしれません。 どちらにせよ何もしなければ始まらないので、もうしばらくは色々と試しながら最適解を探していくしかないと思います。


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