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★HTML Living Standard リファレンス

<th> …… テーブル内のヘッダーセルを表す
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<th>タグは、テーブル内のヘッダーセルを表す際に使用します。

th要素は、tr要素の子として配置します。 tr要素はテーブル内の行を表し、 th要素とtd要素は行内のセルを表します。 th要素はヘッダーセル、td要素はデータセルです。

終了タグ</th>の省略について

th要素の直後にtd要素やth要素が続く場合、または、 親要素にそれ以上のコンテンツがない場合は、終了タグ</th>を省略できます。

■属性

colspan属性
セルがまたがる列の数を指定します。 指定する値は、0より大きく1000以下の正の整数である必要があります。
rowspan属性
セルがまたがる行の数を指定します。 指定する値は、65534以下の正の整数である必要があります。 0を指定すると、残りのすべての行にセルがまたがることを意味します。
headers属性
このセルのヘッダーセルを指定します。 複数の値を指定する場合には、スペースで区切って指定します。
scope属性
ヘッダーセルを適用するセルを指定します。 scope属性を使うと、以下の5つの状態を指定し分けられます。
  • row …… ヘッダーセルを同じ行の後続のセルの一部に適用します。
  • col …… ヘッダーセルを同じ列の後続のセルの一部に適用します。
  • rowgroup …… ヘッダーセルを行グループ内の残りのすべてのセルに適用します。 (th要素が行グループに固定されていない場合、scope属性の値にrowgroupを指定できません。)
  • colgroup …… ヘッダーセルを列グループ内の残りのすべてのセルに適用します。 (th要素が列グループに固定されていない場合、scope属性の値にcolgroupを指定できません。)
  • キーワードなし …… ヘッダーセルをコンテキストに基づいて自動的に選択されたセルのセットに適用します。
abbr属性
ヘッダーセルの代替ラベルを指定します。 abbr属性で指定した代替ラベルは、他のコンテキストでデータセルを参照した際などに利用されます。 通常はヘッダーセル内容の短縮形を指定しますが、拡張形にしたり別の表現にすることもできます。

■使用例

以下のサンプルは、ある企業の粗利益率を表にしたものです。 th要素はヘッダーセル、td要素はデータセルです。

HTMLソース

<table>
 <caption>粗利益率表</caption>
 <thead>
  <tr><th> </th><th>2008年</th><th>2007年</th><th>2006年</th></tr>
 </thead>
 <tbody>
  <tr><th>純売上高</th><td>$ 32,479</td><td>$ 24,006</td><td>$ 19,315</td></tr>
  <tr><th>売上原価</th><td>$ 21,334</td><td>$ 15,852</td><td>$ 13,717</td></tr>
 </tbody>
 <tbody>
  <tr><th>粗 利 益</th><td>$ 11,145</td><td>$  8,154</td><td>$  5,598</td></tr>
 </tbody>
 <tfoot>
  <tr><th>粗利益率</th><td>34.3%</td><td>34.0%</td><td>29.0%</td></tr>
 </tfoot>
</table>
↓↓↓

ブラウザ上の表示

粗利益率表
2008年2007年2006年
純売上高$ 32,479$ 24,006$ 19,315
売上原価$ 21,334$ 15,852$ 13,717
粗 利 益$ 11,145$ 8,154$ 5,598
粗利益率34.3%34.0%29.0%

■使用例

以下のサンプルは、th要素にrowspan属性とcolspan属性を指定してセルがまたがる列数と行数を指定しています。 CSSでスタイル指定することでテーブルを見やすくしています。

HTMLソース

<style>
 #zaiko {border-collapse:collapse; border:solid thick}
 #zaiko td {border:solid thin; width:100px; text-align:center; background:#fff;}
 #zaiko th {border:solid thin; width:100px; text-align:center; background:#eef;}
</style>

<table id="zaiko">
 <caption>商品在庫表</caption>
 <thead>
  <tr>
   <th rowspan=2>商品名</th>
   <th rowspan=2>在庫</th>
   <th colspan=2>入荷予定</th>
   <th rowspan=2>今月販売</th>
   <th rowspan=2>来月在庫</th>
  </tr>
  <tr>
   <th>今週</th>
   <th>来週</th>
  </tr>
 </thead>
 <tbody>
  <tr><td>炭酸水</td><td>500</td><td>500</td><td>600</td><td>800</td><td>800</td></tr>
  <tr><td>ジュースA</td><td>300</td><td>600</td><td>700</td><td>900</td><td>700</td></tr>
  <tr><td>ドリンクX</td><td>100</td><td>100</td><td>200</td><td>200</td><td>200</td></tr>
 </tbody>
</table>
↓↓↓

ブラウザ上の表示

商品在庫表
商品名 在庫 入荷予定 今月販売 来月在庫
今週 来週
炭酸水500500600800800
ジュースA300600700900700
ドリンクX100100200200200

■使用例

以下のサンプルは、複雑になりがちなテーブルの構造が明確になるように、 headers属性を使って各データセルがどのヘッダーセルと対応しているかを明示しています。

HTMLソース

<table>
 <caption>性格と傾向</caption>
 <thead>
  <tr>
   <th id="n">消極タイプ</th>
   <th>性格</th>
   <th id="p">積極タイプ</th>
  </tr>
 </thead>
 <tbody>
  <tr>
   <td headers="n k">受動的な傾向</td>
   <th id="k">傾向</th>
   <td headers="p k">能動的な傾向</td>
  </tr>
  <tr>
   <td headers="n c">慎重で控えめ</td>
   <th id="c">長所</th>
   <td headers="p c">大胆で軽やか</td>
  </tr>
 </tbody>
</table>
↓↓↓

ブラウザ上の表示

性格と傾向
消極タイプ 性格 積極タイプ
受動的な傾向 傾向 能動的な傾向
慎重で控えめ 長所 大胆で軽やか

th要素のscope属性は、このヘッダーセルを適用するセルを指定します。 scope属性の値にキーワード row、col、rowgroup、colgroup を指定するかキーワードなしにすることで、 ヘッダーセルをどのセルに適用するかを指定します。

■使用例

以下のサンプルは、テーブル内におけるth要素がどのセルのヘッダーとなるかを示すためのものです。 一部のth要素にはscope属性の値に rowgroup が指定されています。

th要素の直後にtd要素やth要素が続く場合、または、 親要素にそれ以上のコンテンツがない場合は、終了タグ</th>を省略できます。

HTMLソース

<style>
 #LegTail td , #LegTail th {border:solid thin; background:#fff;}
</style>

<table>
 <thead>
  <tr> <th> ID <th> Measurement <th> Average <th> Maximum
 <tbody>
  <tr> <td> <th scope=rowgroup> Cats <td> <td>
  <tr> <td> 93 <th> Legs <td> 3.5 <td> 4
  <tr> <td> 10 <th> Tails <td> 1 <td> 1
 <tbody>
  <tr> <td> <th scope=rowgroup> English speakers <td> <td>
  <tr> <td> 32 <th> Legs <td> 2.67 <td> 4
  <tr> <td> 35 <th> Tails <td> 0.33 <td> 1
</table>
↓↓↓

ブラウザ上の表示

ID Measurement Average Maximum
Cats
93 Legs 3.5 4
10 Tails 1 1
English speakers
32 Legs 2.67 4
35 Tails 0.33 1

下図は、各th要素がどのセルに適用されるヘッダーかを示したものです。

最初の行のth要素「ID」「Measurement」「Average」「Maximum」は、 その列の他のセルのヘッダーとなります。

scope属性にrowgroup値を指定したth要素「Cats」「English speakers」は、 それ以降の行グループのすべてのセルのヘッダーとなります。

残りのth要素「Legs」「Tails」「Legs」「Tails」は、 その右側にあるセルのヘッダーとなります。

尚、th要素は、それ自体をターゲットにすることはできません。

■関連項目

  • <table> …… テーブル(表)を表す
  • <caption> …… テーブルのキャプションを表す
  • <colgroup> …… テーブル内の列グループを表す
  • <col> …… 列グループ内の列を表す
  • <tbody> …… テーブルのデータ本体を表す
  • <thead> …… テーブルのヘッダーを表す
  • <tfoot> …… テーブルのフッターを表す
  • <tr> …… テーブル内の行を表す
  • <td> …… テーブル内のデータセルを表す
  • <th> …… テーブル内のヘッダーセルを表す
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