<MARQUEE>はInternet Explorerが独自に追加したタグで、文字を左右・上下にスクロールさせます。Internet Explorer4.0以降では画像もスクロールさせられるようになりました。
デフォルトでは右から左へスクロールする動作を繰り返しますが、 各属性によりスクロールの範囲・動作の仕方・回数・速度等を指定できます。
Netscape Navigatorではそのまま左寄せで表示され、何も起こりません。Netscape Navigatorで同じことをするには、JavaScriptを使用してください。
height="高さ" …… | スクロール範囲の高さ(ピクセルまたは%で指定) |
width="幅" …… | スクロール範囲の幅(ピクセルまたは%で指定) |
hspace="左右の余白" …… | 左右の余白(ピクセルで指定) |
vspace="上下の余白" …… | 上下の余白(ピクセルで指定) |
behavior="動作の仕方" …… | スクロール動作の仕方 behavior="scroll" 画面を横切る動作を繰り返す behavior="alternate" 画面を往復する動作を繰り返す behavior="slide" スクロールの端まで来ると停止する |
direction="方向" …… | スクロール方向(leftまたはrightで指定) |
loop="回数" …… | スクロール回数(デフォルトは無限) |
scrolldelay="時間の間隔"・・・ | 再描画までの時間の間隔(秒数で指定。値が大きいと遅く、値が小さいと速くなる。単位は1/1000秒、デフォルトはscrolldelay="85") |
scrollamount="進む距離"・・・ | 再描画までに進む距離(ピクセルで指定。値が大きいと速く、値が小さいと遅くなる。デフォルトはscrollamount="6") |
bgcolor="背景色" …… | スクロール部分の背景色 |
HTML5では、<MARQUEE>は廃止される予定です。 同様の機能を実現するには、 CSS3のマーキー系プロパティで指定すると良いでしょう。