ruby-overhang …… 本体に隣接するテキストへのルビのかかり方を指定する
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ruby-overhangプロパティは、ルビテキストが本体テキストよりも幅が広い場合に、
本体に隣接するテキストへのルビのかかり方を指定する際に使用します。
指定できる値は、auto、start、end、noneのいずれかです。
指定される値によって、ルビテキストが自身の本体テキストに加えて、
隣接するテキストに部分的にかかるのを許可するかどうか、
また、どちら側にかかるかを決定します。
尚、ルビテキストは、別のルビの本体テキストにかかることはありません。
また、ルビテキストが隣接するテキストにかかる最大量はユーザーエージェントに依存します。
- none
- ルビテキストは、本体テキストにのみかかり、本体に隣接するテキストにかかることはできない(初期値)
- auto
- ルビテキストは、本体テキストに隣接するテキストの両側にかかることができる(※メモ:W3Cの仕様にはautoを初期値とする一文があるが、表記ミス?)
- start
- ルビテキストは、それを先行するテキストにかかることができる。
つまり、横書きで左から右へ表示されるレイアウトでは、左側のテキストにルビがかかることができる。
また、漢字などの表意文字による縦書きレイアウトでは、上側のテキストにルビがかかることができる
- end
- ルビテキストはその後に続くテキストにかかることができる。
つまり、横書きで左から右へ表示されるレイアウトでは、右側のテキストにルビがかかることができる。
また、漢字などの表意文字による縦書きレイアウトでは、下側のテキストにルビがかかることができる
- 初期値
- none
- 適用対象
- display:ruby-text となっている要素の親
- 値の継承
- する
ruby.sample1 {ruby-overhang:auto;}
ruby.sample2 {ruby-overhang:start;}
ruby.sample3 {ruby-overhang:end;}
ruby.sample4 {ruby-overhang:none;}
ruby {background-color:pink;}
rt {background-color:yellow;}
<html>
<head>
<link rel="stylesheet" href="sample.css" type="text/css">
</head>
<body>
<p>明日の<ruby class="sample1">W杯<rt>ワールドカップ</rt></ruby>の<ruby class="sample1">西<rt>スペイン</rt></ruby>×<ruby class="sample1">蘭<rt>オランダ</rt></ruby>戦が楽しみだ。(ruby-overhang:auto;)</p>
<p>明日の<ruby class="sample2">W杯<rt>ワールドカップ</rt></ruby>の<ruby class="sample2">西<rt>スペイン</rt></ruby>×<ruby class="sample2">蘭<rt>オランダ</rt></ruby>戦が楽しみだ。(ruby-overhang:start;)</p>
<p>明日の<ruby class="sample3">W杯<rt>ワールドカップ</rt></ruby>の<ruby class="sample3">西<rt>スペイン</rt></ruby>×<ruby class="sample3">蘭<rt>オランダ</rt></ruby>戦が楽しみだ。(ruby-overhang:left;)</p>
<p>明日の<ruby class="sample4">W杯<rt>ワールドカップ</rt></ruby>の<ruby class="sample4">西<rt>スペイン</rt></ruby>×<ruby class="sample4">蘭<rt>オランダ</rt></ruby>戦が楽しみだ。(ruby-overhang:center;)</p>
</body>
</html>
↓↓↓
明日のW杯の西×蘭戦が楽しみだ。(ruby-overhang:auto;)
明日のW杯の西×蘭戦が楽しみだ。(ruby-overhang:start;)
明日のW杯の西×蘭戦が楽しみだ。(ruby-overhang:left;)
明日のW杯の西×蘭戦が楽しみだ。(ruby-overhang:center;)
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